地球史に「チバニアン」 千葉の地層から命名、日本で初

市原の地磁気逆転地層

地磁気逆転(ちじきぎゃくてん、英語: geomagnetic reversal)とは、地磁気の向きが南北逆になることである[2]地磁気の反転(ちじきのはんてん)[2]地球磁場の逆転(ちきゅうじばのぎゃくてん、英語: reversal of geomagnetic field[3]ともよばれる。

 

46億年の地球史を時代ごとの特徴で分けた「地質年代」のうち、まだ名前が決まっていなかった約77万~約12万年前を千葉県の地層から「チバニアン(千葉時代)」とすることを学術団体、国際地質科学連合(IUGS)が17日、正式決定した。恐竜が生きていた「ジュラ紀」のように、今後教科書にも載ることになりそうだ。

 地質年代の名前は欧米の地名に由来するものが多く、日本にちなんだものは初めて。日本の研究チームの岡田誠・茨城大教授(古地磁気学)は「何とかたどりつけて感無量だ」と語った。千葉県市原市の地層から約77万年前の地磁気反転の痕跡がはっきり読み取れると認定された。

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